- GOアプリは東京のタクシー配車アプリ利用率No.1。 都内であれば基本どこにいても配車がマッチングされる
- 連続配車モードを使えば、未経験者でもベテラン以上の売上を出せる。 流し営業のスキルがなくても稼げる仕組みがある
- サンキューチケットで高単価客を優先配車。 成田空港(約3万円)クラスの長距離を効率よく引ける
- 自分の1日の営業の約7割はGOアプリ経由。 月の平均営収105万円のうち70〜75万円はアプリからの売上
- 連続配車モードの「稼働率60%以上」を維持すると、サンキューチケットが付与される。 このチケットが収入を大きく押し上げる
- GOアプリを導入していない会社を選ぶと、それだけで年収が大きく変わる。 会社選びの最重要ポイントのひとつ
GOアプリとは
GOアプリは、GO株式会社が運営するタクシー配車アプリです。 旧JapanTaxiとMOVが統合し、2020年9月にサービスを開始しました。
公正取引委員会の実態調査報告書(2025年4月)によると、東京都特別区・武蔵野市・三鷹市のタクシーでは、配車経路のうち**アプリ配車が23.40%**を占めています(流し70.72%、無線配車5.88%)。 ICT総研の調査(2024年4〜5月)では、タクシー配車アプリの利用率でGOが1位となっています。
東京で利用されている主な配車アプリは以下の4つです。
| アプリ | 特徴 |
|---|---|
| GO | 都内シェアNo.1、日本交通グループが共同設立 |
| S.RIDE | ソニーグループ系、国際自動車等が対応 |
| Uber | 外資系、インバウンド需要に強い |
| DiDi | ソフトバンク系 |
連続配車モード:未経験でも稼げる仕組み
連続配車モードとは
連続配車モードは、GOアプリ独自の迎車専用モードです。
このモードをONにすると、手上げのお客様を乗せる「流し営業」ができなくなる代わりに、アプリ配車が他のタクシーより優先的にマッチングされます。 つまり、都心にいれば自動的にお客様が割り当てられるので、「どこを走ればお客様がいるか」を知らなくても営業できます。
なぜ未経験者に効果的なのか
従来のタクシー営業は、道やエリアの知識が不可欠でした。 「このビルの前は毎日18時に人が出てくる」「この交差点で右折すると流しが拾える」といった経験値が売上を左右していました。
連続配車モードの登場で、この状況が大きく変わりました。 自分はIT営業からの転職で、東京の道にも全く詳しくなかったですが、連続配車モードを使ったら3乗務目から1日7万円以上の営収が出ました。 逆に、このモードを使わずに流し営業だけで稼いでいるベテランドライバーより売上が高い、なんてことが当たり前のようにあります。
連続配車モードの使い方
- GOドライバーアプリで「連続配車モード」をONにする
- お客様を降ろした直後に、次の配車が自動でマッチングされる
- ナビに従って迎車地へ向かう → お客様を乗せる → 目的地へ
- これを繰り返す
連続配車モードは「とにかくONにしておけ」が基本です。 流し営業で効率よく稼げるのは、エリアの知識が豊富なベテランだけ。 未経験者〜2年目くらいまでは、連続配車モードを軸にして、流しは補助的に使うのがおすすめです。
サンキューチケット:高単価客を引き当てるカギ
サンキューチケットとは
サンキューチケットは、GOアプリから付与される特別なチケットです。 利用すると、単価3,000円以上のお客様が優先的に配車されるようになります。
チケットの獲得条件
サンキューチケットは、ある条件を達成すると翌週の火曜日に約4枚付与されます。 条件のひとつが、**連続配車モードの稼働率60%以上(週単位)**です。 つまり、連続配車モードを普段から使っていれば、自然とチケットが手に入る仕組みです。
チケットの効果
サンキューチケットの効果は、正直かなり大きいです。 このチケットによって何回単価1万円以上のお客様を引き当てたかわからないほどです。
具体例として、1年半の間に成田空港に5回行っていますが、5回中4回はサンキューチケットによるものです。 都心から成田空港は約3万円。たまたま手上げで乗せたお客様が偶然遠距離である確率と、システム的に高単価客を優先配車される確率では、差があるのは明らかです。
活用のポイント
チケットを無駄にしない使い方として、自分が意識しているのは以下です。
- チケットは深夜帯に使う。 深夜は長距離のお客様が多いので、チケットの効果が最大化される
- 都心で使う。 郊外よりも都心のほうが高単価客の母数が多い
- 週の稼働率60%を下回らないように管理する。 チケットの供給を安定させるのが大事
専用乗り場と法人チケット
GOアプリ以外にも、大手タクシー会社ならではの集客手段があります。
専用乗り場
大手4社には、都内の主要ビルやホテルに専用タクシー乗り場があります。 日本交通の公式一覧では、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンなど都内40ヶ所以上が掲載されています。乗り場数や営業状況は変動するため、利用前に最新情報を確認してください。 専用乗り場での待機中には待機手当(例:2,100円)が支給される場合があります。
法人チケット
日本交通の公式採用サイトでは、法人チケット契約を全国約16,000社と案内しています。 法人チケットで利用するお客様は、経費で乗っているため平均単価が高い傾向にあります(平均単価約5,600円という情報もあります)。 この法人需要は、個人の営業努力では獲得できない安定した集客基盤です。
配車アプリに関する注意点
駅前でのアプリ配車制限
公正取引委員会の調査(2025年4月)によると、2024年11月1日時点で地方公共団体が所有・管理するタクシー乗り場1,333か所のうち、**配車アプリで手配したタクシーが乗車不可の乗り場は235か所(17.6%)**あります。 駅前広場ではアプリ配車で迎車できない場所があるため、迎車地の指示には注意が必要です。
他アプリはサブ情報として見る
会社によっては、GOに加えてS.RIDEやUberなどに対応している場合があります。 ただし、複数アプリを併用して稼ぐやり方は一部の会社に限られる特殊なケースです。 転職判断ではGOアプリを主軸にし、他アプリは会社ごとの導入状況を知るサブ情報として確認してください。
GOアプリを活かすための会社選び
GOアプリの効果を最大限に発揮するには、以下の条件が揃った会社を選ぶことが重要です。
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| GOアプリ導入済み | 当然の前提 |
| JPN TAXIに即乗り | JPN TAXIはアプリ配車で選ばれやすい |
| 高歩合率(62%以上) | 同じ営収でも手取りが変わる |
| 都心に近い営業所 | アプリ配車の密度が高い |
GOアプリを導入していない会社を選ぶと、東京で最も利用されている配車プラットフォームを使えないことになります。 これは営収に直接響きます。 会社選びの段階で「GOアプリを導入しているか」は、歩合率と並んで最も重要な確認ポイントです。
会社選びの詳細は失敗しないタクシー会社の選び方を参照してください。
まとめ
- GOアプリの連続配車モードは、未経験者の最強の武器。 迷わずONにする
- サンキューチケットで高単価客を効率よく獲得。 稼働率60%を維持して安定供給する
- GOアプリを導入している会社を選ぶのが大前提。 ここは妥協しない
アプリだけで稼げるわけではありませんが、アプリなしで稼ぐのは今の東京では非常に難しいのが現実です。 配車アプリを最大限に活用できる環境を、会社選びの段階で整えてください。