• ロング営業は、狙って必ず取れるものではありません。 ただし記録を貯めていくと、出やすい時間帯や乗車エリアの傾向は少しずつ見えてきます。この記事はその実例と、記録の見方を整理したものです。
  • 時刻は時間帯に丸め、金額は千円単位の概算です。 乗車地は町名まで、降車地は市区町村まで、個人・顧客が特定されない範囲にしています。
  • 「ここに行けば取れる」という稼ぎ方ガイドではありません。 期待値を上げる読み物ではなく、自分の営業記録の付け方の参考として読んでください。
  1. ロングは偶然の要素が大きく、同じ場所・時間でも再現する保証はありません。
  2. ただし記録が増えるほど、自分がロングを拾いやすい時間帯・エリアの偏りは見えてきます。それは他人のデータではなく、自分のデータで掴むものです。
  3. 隔日勤務(だいたい出庫7〜10時ごろ、帰庫2〜5時ごろ)の長い1勤務の中で、ロングは普段の営業の合間にたまに入る上振れ要素として捉えるのが現実的です。

東京でタクシードライバーへの転職を考えていると、「ロングって本当に出るのか」「どんな時間・場所で出るのか」が気になると思います。結論から言うと、ロングは狙って出せるものではありません。ただ、自分の営業記録を貯めていくと、出やすい時間帯や乗車エリアの傾向が少しずつ見えてきます。この記事では、匿名化した自分の営業記録から、1万円超のロングが出た時間帯・乗車地・降車地・概算金額をまとめ、そのデータの見方を整理します。

ロングは「狙って取れる」ものではないが、傾向は自分のデータで見えてくる

ロングが1件入るかどうかは、天候・曜日・時間帯・イベント・法人需要・空車状況・配車など、いろいろな要素が重なった結果です。だから「この場所に行けば必ず高単価が出る」とは考えない方がいいです。

一方で、営業記録を貯めていくと、ロングが出やすい時間帯やエリアには、自分なりの偏りが見えてきます。たとえば空港発、都心の特定のエリアなど、人によって出やすい傾向は違います。大事なのは、他人の「稼げるポイント」をなぞることではなく、自分の記録を残して、自分の傾向を掴むことです。

この記事の実例も、「ここで取れる」という意味ではありません。自分の記録をどう貯めて、どう読むかの参考として見てください。

自分の記録では、都心から成田空港はおおよそ3万円前後です。これは金額感の材料にはなりますが、同じ乗車が再現する保証ではありません。

年収・月営収・歩合率の話には踏み込みません。給与の仕組みは歩合率や月営収の記事で確認し、ここでは乗車単位の記録として読んでください。

実例一覧。1万円超が出た時間帯・乗車地・降車地

以下は、匿名化した自分の営業記録から、信頼度の高いものを抜粋したものです。時刻は時間帯に、金額は千円単位に丸めた目安です。乗車地は町名まで、降車地は市区町村までにしています。

時間帯乗車地降車地概算金額の目安
22時台新宿区津久戸町神奈川県鎌倉市約35,000円
22時台千代田区神田神保町神奈川県鎌倉市約33,000円
12時台足立区西新井成田空港約32,000円
11時台新宿区西新宿成田空港約32,000円
13時台港区虎ノ門成田空港約30,000円
23時台文京区湯島茨城県つくば市約30,000円
23時台台東区上野千葉県印西市約30,000円
22時台新宿区津久戸町神奈川県川崎市多摩区約30,000円
21時台羽田空港神奈川県相模原市緑区約27,000円
0時台江東区東陽神奈川県鎌倉市約27,000円
21時台新宿区津久戸町千葉県印西市約26,000円
23時台新宿区神楽坂東京都町田市約25,000円
23時台新宿区神楽坂茨城県守谷市約25,000円

数字を見ると、深夜だけがロングの時間帯ではないことがわかります。昼前後や夕方にも空港方面の実例があり、23時台以降は神奈川・千葉・茨城方面など都心から離れる乗車が増えます。ただし、これはあくまで記録に残っている実例で、特定の時間帯に同じ場所へ行けば同じ金額になるという意味ではありません。

時間帯の傾向。隔日勤務の1勤務の中でどう出たか

隔日勤務は、だいたい出庫が7〜10時ごろ、帰庫が翌2〜5時ごろの長い1勤務です。その時間軸の中で、ロングが出たタイミングを見ると傾向があります。

  • 昼前後(11〜13時台):空港方面の実例が見られます。出庫から数時間後でも、都内側で乗せた結果として空港方面へ向かうことがあります。
  • 夕方〜21時台:都心から郊外方面へ離れる乗車が出ています。帰庫まではまだ時間がある時間帯です。
  • 23時台〜深夜:神奈川・千葉・茨城方面など遠方が目立ちます。ただしこの時間帯は帰庫(2〜5時ごろ)が近づくため、遠くへ出ると勤務終了の時間と距離の兼ね合いが出てきます。

時間帯は「狙い目」ではなく、自分の勤務の中で「いつ・どのあたりで出たか」を記録するための軸として見てください。

乗車エリアの傾向。出やすい場所は自分の記録で見えてくる

記録を貯めていくと、ロングが出やすい乗車エリアに偏りが見えてきます。たとえば空港発(羽田空港から各方面)、都心の特定の繁華街やオフィス街など、自分がよく流す場所・時間によって傾向は変わります。

ここで大事なのは、この記事に出てくるエリアを「稼げるポイント」として鵜呑みにしないことです。出やすい場所は、あなたの営業エリア・勤務時間・流し方によって変わります。だからこそ、他人のランキングを覚えるのではなく、自分の乗車記録を町名・時間帯・金額まで残しておくと、自分の傾向が後から見えてきます。

なお、空港発・空港着の実例も扱いますが、空港での客待ちや営業区域外での営業を勧めるものではありません。営業できる区域・乗車地・無線やアプリの運用は会社ごとに違うので、必ず確認してください。

まとめ。ロング実例は「自分のデータの貯め方」の参考に

ロングは派手な稼ぎ方の話ではありません。出るときは出ますが、狙って毎回取れるものではない。ただ、時間帯・乗車地・降車地・金額を記録に残しておくと、自分がロングを拾いやすい傾向が少しずつ見えてきます。

  • ロングは上振れ要素。普段の営業・勤務形態配車アプリの使い方は別に組み立てる
  • 実例は目安で、需要や再現性は保証しない
  • 乗車地・時間帯・金額を自分の記録として残すと、傾向が後から読める

他人の「稼げるポイント」をなぞるより、自分の記録を貯めて、自分の傾向を掴む。ロング実例は、そのための材料として使うのがいちばん現実的です。